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【24年卒の就活実態】~早期化、オンライン化する就活~

【24年卒の就活実態】~早期化、オンライン化する就活~

若者を気軽に知るメディア「ワカシル」では若者の様子が分かる記事を定期的に公開しています。

今回は、「【24年卒の就活実態】〜早期化、オンライン化する就活〜」というテーマとなります。

ワカシルについて詳しく知りたい方はこちらからご覧ください!

はじめに

今回はコロナ禍で大学生活を送った24年卒の学生を対象に、就活実態を調査しました。

学生側の意見と企業側の採用活動について、双方をご紹介していきます。

是非最後までご覧ください!

24年卒の学生の特徴

まずは、24年卒の学生の特徴を見ていきます。

・20年度入学当初からオンラインでの授業

・人間関係の構築が満足にできていない
→同級生だけでなく、先輩や後輩との繋がりが少ない

・2023年3月頃まで対面での活動が制限され、サークル活動や学内のイベントの中止により充実した大学生活を送れていない
→2023年4月以降の対面活動の増加というテーマについては以前に詳しく取り上げていますので、興味のある方は是非こちらからご覧ください。

上記の内容から推察すると、満足いく大学生活が送れず、学内での活動量が少なかった学生が多いと思われます。

学生の就活に対する意識調査

24年卒の学生は就活をするうえでどのようなことを意識しているのでしょうか。
調査した結果や実際に聞いた学生の声と一緒にご紹介していきます。

・約半数が安定している会社を求めている結果に

出典:【図3】企業選択のポイント/マイナビ 2024年卒大学生就職意識調査https://career-research.mynavi.jp/reserch/20230425_49065/

具体的にどのような安定性を求めているのか、りべる株式会社の学生チーム『PR Academia(以後、PRAと表記)』に聞いてみたところ、AIに代替えされにくい職業や将来的にも継続した事業ができるか、スキルアップができるかなどを意識して探しているとの声が挙がりました

・コロナ禍で思うように学内での活動ができず、学外で自主的に活動した内容が「ガクチカ※1」になっていることが多いと思われる
→学外での活動例としてインターンやアルバイト、学生団体などの活動が挙げられる
※1 ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を略した用語。

・働く場所で重視するポイントでは「ワークライフバランス」が一位に
→SoZo株式会社による「【Z 世代】SDGs シューカツ解体白書」によると6割以上の学生がワークライフバランスを重視している結果に

出典:人材ポータルサイトHRpro https://www.hrpro.co.jp/trend_news.php?news_no=2149

その他にPRAからでた意見をご紹介していきます。

企業の人的資本の開示が義務化されたこともあり、人材育成への取り組みや福利厚生に関する情報を見て自分に合う会社を探した
→金融庁は「企業内容等の開示に関する内閣府令」を令5年3月31日以後に終了する事業年度に係る有価証券報告書等から適用予定と発表している

・24年卒の方が早く内定が出ている
→就職プロセス調査によると3月18日時点の23年卒の内定率は29.0%だったのに対し、24年卒の内定率は38.9%と約10%高いことが下のグラフから見て分かる

出典:就職みらい研究所 「就職プロセス調査(2024年卒)」

PRAの就活生に聞いたところ、周りの就職活動開始時期が早まっているように感じるというコメントが挙がり、就活が早期化していると思われます。

企業の採用活動傾向

次に、近年の採用活動の傾向を見ていきます。

・採用活動においてオンラインを活用
→コロナ禍から多くの企業で面接や説明会のオンライン化へ

8割以上の企業がオンラインを活用

出典:株式会社 i-plug 2023年卒、2024年卒採⽤活動状況調査 〜2022年3⽉版〜

・採用活動の早期化
→早期化の背景として、他者よりも早く優秀な人材を採用したいなどの理由が考えられます

株式会社 i-plugによる調査結果を見ると、採用活動を「23年卒より早くする」と答えた企業は36%でした

出典:株式会社 i-plug 2023年卒、2024年卒採⽤活動状況調査 〜2022年3⽉版〜

企業側の採用活動では、オンライン化や早期化していることが分かりました。

オンラインでの就活に対する学生の意見

コロナ禍から企業の対策として、オンラインでの面接が普及してきました。
学生側はオンラインでの就職活動をどのように捉えているのかご紹介していきます。

ーオンライン就活のメリットと思う要素TOP3ー

1位 大学など就職活動以外の予定と調整しやすい
2位 移動時間を節約できる
3位 交通費を節約できる

出典:株式会社学情 2023年卒学生の就職意識調査(Webセミナー・Web面接) 2022年4月版

ーオンライン就活のデメリットと思う要素TOP3ー

1位 会社や社員の雰囲気が分かりにくい
2位 入室や退室のタイミングなどのマナーが分からない
3位 通信が途切れてしまったときの対応が分からない

出典:株式会社学情 2023年卒学生の就職意識調査(Webセミナー・Web面接) 2022年4月版

PRAの学生にもオンライン採用について意見を聞いてみました。

・オンライン授業に慣れている学生は、オンラインでの面接はあまり苦労していないように感じる

地方学生が都心の企業面接を受けやすくなったのではないか

などの意見がでました。

まとめ

今回は「【24年卒の就活実態】〜早期化、オンライン化する就活〜」についてご紹介していきましたが、いかがだったでしょうか?

今後も企業側の採用活動の早期化に合わせて、就活全体の動きもより早まってくるかもしれませんね。
また従来の対面での採用活動だけでなく、オンライン就活も主流になってくるでしょう。

ワカシルでは現役学生の目線も入れながら、大学生活をとりまく環境や若者の様子について今後も発信していきます。

次回もお楽しみに!

ライター
はるき

編集長
たっつん