若者を知るメディア、「ワカシル」の2記事目となります。
今回は「2021年に若者でバズった食べ物、地球グミはなぜ流行った?」というテーマでお送りします!
地球グミとは2021年にTikTokやYouTubeを始めとして各種SNSで流行った食べ物です。
なぜ地球グミはバズったのか?若者視点でご紹介していきます。
ワカシルでは「若者を気軽に知れる」をコンセプトに月2本、記事投稿しています。
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地球グミとは?
地球グミとは、ドイツの製菓メーカー「メダラー社」から発売されている青いグミです。
見た目は青く、外側はマシュマロのような食感で、中に甘酸っぱい紫色のシロップが入っています。
SNS映えが抜群
地球グミは、各種SNSで映える要素を複数持ち合わせています。
・青い見た目:写真、動画との相性◯
・食べたら舌が青くなる:動画との相性◯
・中は紫色のシロップ:写真、動画との相性◯
・プラスチックケース:動画(音、ASMR)との相性◯
・好みの分かれる味:テキスト、動画との相性◯
流行った理由としては、どのSNSでも相性が良いという事に尽きるでしょう。
それからは売り切れが続出し、欲しくても買えない地球グミ難民が誕生しました。
YouTubeやTikTokでは良く見るのに中々買えない状況が生まれ、更に拡散されていきました。
地球グミの情報の拡散経路としては、TikTok→Youtube→Instagram&Twitterという流れで、トレンドが作られていったように思います。
若者を取り巻く環境
若者を取り巻く環境としては、TikTok,Youtubeを見ているという事は外せません。
特にTikTokはアルゴリズムの関係上、トレンドの先駆けになる事が多いです。
TikTokのクリエイターが投稿した動画は一気にユーザーに配信され、最初の一定再生数の反応率などを元に、配信ボリューム(再生数とほぼ同義)が決定されます。そのため、動画が配信される期間が短く、トレンドが移り変わりやすいという特徴がある媒体となっています。
また、YouTubeの若者の利用時間も増加しています。人気コロナによる外出自粛から、テレビタレントのYouTuberの増加や外出自粛による娯楽の減少からYouTubeの利用者が増加しました。特に10代のYouTube利用時間は平均59分増加しています。
こういった動画を視聴する機会が増えているからこそ、動画映えするお菓子である地球グミはバズったのだと思われます。
出典)
緊急事態宣言前後の「YouTube視聴時間(1日平均)」(スカパー!「コロナ禍におけるエンターテインメントへの意識に関する調査」)
https://www.skyperfectjsat.space/news/files/pdf/983d00b3334da65b2a31706da9eff88e.pdf
若者の思考
TikTokでは素早くトレンドが形成されていきます。若者の思考としては、地球グミは自分の好きなYouTuberも取り上げているし、自分も流行りに乗っていいねが欲しいので食べた感想をSNSにアップしたいと考えています。
その一方で、地球グミは2021年6月頃に売り切れとなり、お菓子の仕様上、夏の期間は気温が高く仕入れができない事から10月まで入荷がされませんでした。
結果として、書いたくても買えないという地球グミ難民が誕生しました。
若者の行動
2021年10月頃再度入荷になった際に、再びブームが起こりました。地球グミ難民が一気に地球グミを買い、SNSでの投稿が増加しました。
2021年12月現在では流行のピークは過ぎており、TikTokやYouTubeを中心に地球グミに変わる次のトレンドが形成されていくでしょう。
まとめ
地球グミは各種SNSの相性が良く、特にトレンド形成の要であるTikTokとの相性も良かったことからバズりました。
コロナ感染拡大による外出自粛で若者の動画SNSの利用時間が増えているという環境要因も重なり、大きなトレンドが作られたのだと思います。
海外製のお菓子であり、すぐに入荷がされない状況において難民が発生したことから一過性でないトレンドが生み出され、2021年を代表するお菓子へとなりました。
2022年のトレンドはどのように生まれていくのか、若者の環境、思考、行動はどのように変化していくのか引き続き発信していきたいと思います。
編集長
たっつん
◆運営会社
りべる株式会社
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