若者を気軽に知るメディア、「ワカシル」の6記事目となります。
今回は「コロナによる早慶大学生の価値観の変化」というテーマでお送りします！
ワカシルではZ世代のライターが月2本、若者の環境・思考・行動が分かる記事を投稿しています。
気に入った方は是非フォローといいねをよろしくお願いします！
はじめに
今回はりべるが運営するPR Academiaのメンバーや現役早慶生にインタビューを行った上で、活発に活動をしている早慶大学生がbeforeコロナとwithコロナでどのような変化があったのかを環境・思考・行動に切り分けて分析をしていきます。
最も特筆すべき変化としては、大学生の欲求が承認欲求や自己実現欲求から、所属欲求へと変化しているのではないかという点です。
今の早慶の大学生がどのような環境・思考・行動をしているのか、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
環境の変化
環境の変化としては、コロナ感染症拡大により人との接触が制限された事が最も大きく影響を及ぼしています。
授業も課外活動もオフライン中心からオンライン中心もしくはオンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド型に変化しました。
◆2017年〜2019年の早慶生（beforeコロナ）
・オフライン活動が中心
・イベントや組織の拠点はアクセスが重視
→基本的に人との接触が多く、多くの人を集めるためイベントや拠点は、渋谷・新宿といった好アクセス地が有利
・活動の場は豊富にある
・多様性が尊重され始め、意識高い系という言葉も無くなり、課外活動が活発化
◆2020年〜の早慶生（withコロナ）
・オンラインまたはハイブリッド型での活動が中心
・コロナ対応が出来なかったコミュニティや組織は崩壊や機能不全に陥る
・大学生側としては価値があると思えるイベントや組織の選択肢が少ない
・新しい居場所を見つけることの難易度が上昇し、人との出会いが少なく、変化のきっかけも少ない
思考の変化
◆2017年〜2019年の早慶生（beforeコロナ）
・基本的に忙しく、新しい人と会うのは面倒
・大学は極力サボろうとする
・就活などの情報は入ってくるため、比較的早くから動こうと思う
◆2020年〜の早慶生（withコロナ）
・寂しい
・情報不足による不安から人生を変える出会いを根本的には求めている
・所属欲求が満たされにくい
・オフラインの機会は貴重、優先順位が高くなければオフラインで会わない
・将来が不安なので授業は真面目に受ける
行動の変化
◆2017年〜2019年の早慶生（beforeコロナ）
・活動の選択肢が多く、新しいコミュニティや人と出会った場合は、既存で繋がっているコミュニティや人と比較する
・課外活動が多く、授業は極力サボる
・就活は早めに準備をする
◆2020年〜の早慶生（withコロナ）
・選択肢が少なく、コミュニティや組織に入ったら長く所属する
・授業はサボらない
・価値観も固まっておらず、選択肢の検討も十分できていないため、所属する組織やコミュニティは慎重に選ぶ
まとめ
活動的な早慶大学生の環境・思考・行動の変化をまとめると下記になります。
◆環境の変化
beforeコロナ：選択肢と情報が多い
withコロナ：選択肢と情報が少ない
◆思考の変化
beforeコロナ：忙しい
withコロナ：寂しい
◆行動の変化
beforeコロナ：取捨選択する
withコロナ：今あるものを大切にする
beforeコロナの早慶大学生は活動を通じて承認欲求や自己実現欲求を満たしていました。
withコロナで人との接触が制限された結果、承認欲求や自己実現欲求以前に、所属欲求が満たせなくなっている大学生が増えたように思います。
おわりに
beforeコロナの早慶大学生は選択肢が多く、忙しい人が多かったですが、withコロナではきっかけや選択肢の減少から時間を持て余している大学生が増えた印象です。
その時間が今インターネットを席巻している縦型ショート動画に充てられているのでしょう。
縦型ショート動画について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
https://note.com/wakashiru/n/nb1cf145e622d
https://note.com/wakashiru/n/n202894cd05c0
ワカシルでは、引き続き若者の環境、思考、行動を分析していきます。
次回もお楽しみに！
記事が面白かったという方は、フォローといいねをしていただけたら嬉しいです！
ではまた！
編集長
たっつん
◆運営会社
りべる株式会社
PR・広報・マーケティング支援
https://www.liber.pr-chest.com/
