
若者を気軽に知るメディア「ワカシル」では若者の様子が分かる記事を定期的に公開しています。
今回は、「Z世代が選ぶ飲み会スタイルの変化について」というテーマとなります。
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はじめに
みなさんはどんな目的をもって飲み会に参加していますか?
「とにかく盛り上がる」「上司に付き合う」といった目的、イメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
しかし最近では、飲み会のスタイルや目的が大きく変わっているのをご存じですか?
今回は、Z世代が飲み会に求めるスタイル、目的の変化とその背景について考察しています。
ぜひ最後までご覧ください!
これまでの飲み会といえば
かつての飲み会では、主に「親睦を深める」「お酒を飲んで本音で語る」などの、飲みニケーション(飲み+コミュニケーション)を重視した開催が多く見られました。
そのため、飲み会といえば「とにかく盛り上がること」「量を飲むこと」「コスパ重視」といった目的が多く、料理の質や自分自身の心地よさは、あまり考えられていなかったのではないでしょうか。
飲み会を開催する目的に変化が
そんな中、Z世代の飲み会に対する意識や目的は大きく変わっています。
ポイントは、”自分自身の楽しみ”です。
ReBear合同会社が実施した、「お酒を飲む動機は?」という質問に対し、一番多い回答が「飲む習慣はない」、次いで「自分の楽しみのため」という回答が多いことが分かります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000155573.html
では、自分の楽しみのためとは具体的にはなにか、
・無理に盛り上がることを目的にしない
・飲みたい相手とリフレッシュのためゆったり楽しむ
・健康や美容に配慮してお酒の種類、量を選ぶ
・料理やお酒の「質」にこだわる
・ノンアルコール飲み会
といったスタイルが主流になりつつあります。
特に最近では、「安くたくさん飲む」よりも”美味しい料理とお酒をゆっくり楽しむ”というスタイルが増えている印象です。
そのため店選びでは、料理が美味しいか、お酒のラインナップは魅力的か、といった点を重視する人が増えています。
また、日本酒会やワイン会といった特定のジャンルにこだわったお酒の会もよく目にします。飲むだけではなく、「学び」「体験」といった楽しみ方もあるのではないでしょうか。

目的が変わった背景とは?
最後に、このような変化が起きた背景を考察していきます。
まず挙げられるのが、健康志向の高まりです。
美容や筋トレを楽しむ人は多く、無理にアルコールを摂取する人が減っていると考えられます。そのため、ノンアルコールでも、歓迎されることが当たり前になっているのではないでしょうか。
また、多様な価値観の広がりも挙げられます。
「美味しい料理を味わう」、「良いお酒をゆっくり楽しむ」といった自身の満足度に繋がることに、時間やお金を費やしたいという傾向にあるのだと思います。
さらに、コロナ禍を経験したことも大きな影響を与えました。
オンライン飲み会などの新しい飲み会スタイルが広がり、飲み会に対する価値観が柔軟になったように感じます。
「リアルで集まるからこそ、より意味のある時間を過ごしたい」といった、なにごとにも価値を求める意識がZ世代に深く根付いているのではないでしょうか。
まとめ
Z世代にとって飲み会は、「お酒を飲むため」「盛り上がるため」ではなく、”自分自身の楽しみ”目的へと変化しています。
無理をするのではなく、自身の求めるスタイルで、お酒もしくはノンアルコールを楽しむことで、質の高い飲み会になっているのかもしれませんね。
おわりに
今回は「Z世代が選ぶ飲み会スタイルの変化について」というテーマでご紹介しました!
ワカシルでは現役学生の視点も入れながら、大学生活をとりまく環境や若者の様子について、今後も発信していきます。
次回もお楽しみに!
ライター
はるき
監修
こほりまほ