若者を知るメディア、「ワカシル」の3記事目となります。
今回は「2021年後半、TikTokがGoogleを抜いてトラフィック1位に 若者に支持されている理由とは」というテーマでお送りします!
2021年前半、トラフィック(データ通信量)が一位だったドメインはGoogle.comでした。Google.comのドメインには、検索以外にもニュースやマップ、フォトなどが含まれます。2021年後半に、それらの累計よりもトラフィックが上回ったドメインがTikTok.comという調査結果が発表されました。
TikTokは若年層の利用率が高いSNSです。
今回は成長しているTikTokの変貌についてご紹介していきたいと思います。
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TikTokの変貌と特徴
TikTokの変貌と特徴をまとめると下記になります。
・運営は北京字節跳動科技(バイトダンス)社
・2017年にリリース、縦型短尺動画の先駆け的な存在
・今日頭条(トウティアオ)というニュースアプリで培われたリコメンドのアルゴリズムを活用
・2022年1月現在では、ユーザー層は10-40代まで幅広く、若年層以外の利用者が増加している
・ユーザーの大半はリコメンドでの視聴を行うため、初投稿でもバズが起きやすい
・TikTokのアプリが全画面を支配するため、ながら見が少なく、いいねやコメント等のエンゲージメント率が高い
・ユーザーは「無目的の回遊」をしているため、面白いコンテンツであれば広告受容性が高い
TikTokは急成長したSNSであり、他のSNSにない特徴が多い媒体です。
TikTokが伸長したことにより、短尺動画×リコメンドというムーブメントが起きており、YoutubeではShots、Instagramではリールという機能が追加され、現在は短尺動画×リコメンドの時代に突入しています。
それほどTikTokが社会に与えた影響は大きいと言えるでしょう。
2022年1月現在では、TikTokは利用者層が拡大していますが、他のSNSと比較しても若年層から支持されていると言って良いでしょう。
その一方で、SNS利用者世界1位のFacebookでは、若年層が離脱し、高齢化が進んでいます。
各種SNSは、下記のように変遷を遂げていくと思われます。
①好奇心旺盛な若年層が利用を開始する
②気軽なコンテンツ(ネタ系、日常系、アピール系等)の投稿が増加する
③コンテンツの競争が起こり、コンテンツの質が向上する
④ユーザー数が増えたところで広告増加、アルゴリズム変更等の仕様変更が入る
⑤ビジネス目的のユーザーが参入し、ビジネス系、学び系コンテンツが増加
⑥気軽なコンテンツを求めていたユーザーが離脱する
⑦各SNSと相性が良いコンテンツとユーザーが定着する
⑧若年層は他の目新しいサービスを利用し、新規ユーザーの増加が止まる
これを踏まえて各種SNSの現状を見てみると、下記になります。
・Facebook:40代以上が定着し、⑧に突入した
・Twitter:⑦に突入し、幅広い年代が定着した。⑧に突入しつつある
・Instagram:⑦に突入し、20〜40代が定着。
・TikTok:⑤に突入した
TikTokは現在成長していますが、今後も若年層から支持される媒体であり続けられるのでしょうか?
私は、TikTokはしばらく若年層から支持されるだろうと考えています。
その理由として、
・リコメンドがメインの利用方法であること
・初心者でも参入しやすい媒体であること
・常に大量の新しいコンテンツと出会えること
が挙げられます。
TikTokはリコメンド利用が主体ですので、新規のコンテンツや新規ユーザーでもバズが起こしやすく参入しやすい媒体です。
また、他の媒体と比べて広告自体が面白いコンテンツとして制作している傾向にあり、他の媒体よりも広告が嫌がられていない傾向にあるでしょう。
新規参入が多いですから常に新しいコンテンツに出会えることも、好奇心旺盛な若年層の離脱を阻止できる要因だと思います。
これらの理由から、私はTikTokはまだまだ若年層からも支持されると考えています。
若者の環境・思考・行動
TikTokを利用する若者の環境・思考・行動をまとめると下記になります。
◆環境
コロナによって刺激の少ない日常を過ごしている
◆思考
気軽に刺激を受けられる、新鮮なコンテンツに出会いたい
◆行動
TikTokを利用する
→TikTokは他の媒体に比べて新しいコンテンツと出会えて広告もウザくないため
コロナや経済状況による環境変化が起これば、TikTokが急激な衰退をする可能性も0とは言えませんが、2022年1月現時点では若年層のニーズを捉えたSNSと言えるでしょう。
おわりに
今回は、2021年後半にトラフィック1位を獲得したTikTokについて分析しました。
変化の激しいSNS事情ですが、TikTokが今後どのような機能を追加していくのかに注目です。
ワカシルでは、引き続き若者の環境、思考、行動を分析していきます。
次回もお楽しみに!
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編集長
たっつん
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