
こんにちは!しぶにぃです!
久々のブログになりますが今回のテーマは「責任ある立場」です!
僕自身、これまでのキャリアで様々な役割を担ってきました。その中でいつも感じていたのは、「責任の重さ」よりも、「責任の正体を知らないことの不安」でした。あの時、もっと冷静に「責任」を分解できていれば、もっと早く、もっと深く成長できたはずだと感じています。
責任ある立場になることにネガティブな感情を抱いている方は特に読んでいただけると良いかなと思います!
「責任ある立場」の具体的な3つの要素
キャリアを積んでいく中で、「プロジェクトリーダーを任された」「部門の責任者にならないか」「起業という選択肢が見えてきた」など、一段上の「責任ある立場」を求められる機会はいつかは必ず訪れます。
しかし、その機会を前にして、誰もが次のような不安や戸惑いを感じるものです。
「権限が増える分、プレッシャーも重くなる。」
「自分の判断で失敗したら、どうすればいいのか。」
「仕事以外の時間も犠牲になるのでは?」
この漠然とした「責任」に対するネガティブな感情こそが次のステップへ進むのを妨げる最大の要因かもしれません。
そこで今回は、キャリアアップを目指すすべての人に向けて、「責任ある立場」とは何かを分解して適切な選択が取れるために必要な3つの具体的な要素についてお話しします。
それは、「受け入れる覚悟」「理解と義務」「メリット・デメリット」です。
要素1:【覚悟】現実から逃げない
責任ある立場において「覚悟」とは、精神論ではありません。それは、意思決定者としての「心構えの土台」を意味します。
覚悟とは「結果のすべてを引き受ける決意」です。
あなたが下した決断や、関わったプロジェクトの結果がどうであれ、「自分がそれを選び、推進した」という事実から逃げないという決意です。
チームや部門が成功を収めたら、それはチームメンバー全員の功績。
チームや部門が失敗に終わったら、それは責任者である自分の責任。
この姿勢を持つことで、部下やチームは安心して挑戦できますし、あなた自身も「誰のせいにもできない」という状況下で、最善の努力を尽くすことができるようになります。
大切なのは、「失敗しないこと」ではなく、失敗したときに「その失敗を真正面から受け止め、次に生かす」覚悟です。
要素2:【理解と義務】「責任範囲の特定」と「説明の義務」という具体的な行動
「責任」とは、漠然と「重いものを背負う」ことではなく、具体的な行動と義務に分解できます。
- 自分の「責任の範囲」を正確に定義する
まず、自身が負うべき責任の範囲を明確に理解しましょう。例えば、
プロジェクトマネージャー:予算・納期・品質・進行管理の責任。
経営層:会社全体の方向性決定と、社員・メンバーに対する受託責任。
チームリーダー:目標達成のためのリソース配分と、メンバー育成の責任。
責任の範囲を明確にすることは、過度なプレッシャーから自身を解放し、労力を本当に集中すべき領域に注ぎ込むことにつながります。 - 説明責任 を果たす
責任ある立場の人にとって、最も重要な義務が「説明責任」です。これは結果だけでなく、プロセスについても求められます。
なぜ、この経営判断を下したのか?
その戦略的な根拠は何か?
結果が出なかった場合、その原因分析と、次のアクションプランは何か?
プロセスと結果をステークホルダーに対して論理的に説明できる能力こそが、あなたのリーダーシップと組織からの信頼を決定づけます。
結果を出す人はたくさんいますが、それを論理的に説明できない場合それはたまたま上手くいった場合が多く、信用には欠けてしまいます。
要素3:【メリット・デメリット】冷静な意思決定の軸
責任ある立場を引き受けるか判断するとき、感情的な衝動や不安に流されてはいけません。そこで効力を発揮するのが、「メリット・デメリット」の客観的な分析です。
メリット (リターン)
責任が重くなるほど、あなたが手にする「リターン」も、物質的・精神的な面で大きくなります。
市場価値の上昇: 責任ある立場での成功体験は、あなたのキャリアにおける最も強力な証明になります。
圧倒的な視野の拡大: 経営や部門全体など、より高い視点からビジネスを俯瞰できるようになります。
やりがい: 自分の決定が組織や社会に大きな影響を与えるという、代えがたい達成感と満足感。
デメリット (リスク)
当然、リスクや困難も伴います。これらを「リスク」として認識し、マネジメント対象とすることが重要です。
時間・精神的負担の増加: ワークライフバランスの調整が必要になります。(対策:権限委譲と効率化の仕組みを構築する)
批判・孤独感: 決断は常に正しいとは限らず、批判を受けることも。意思決定の責任は一人で負う必要があります。(対策:信頼できるメンターや相談相手を持つ)
このメリデメ分析を通じて、「自分が成長のためにこのリスクを負う価値がある」と冷静に判断できたとき、あなたは迷いなく決断することができます。
まとめ
責任ある立場は、「重い義務」ではありません。それは、キャリアを次に進めるための「ステップ」です。
覚悟:全てを受け入れる心構え
理解と義務:範囲の明確化と説明義務
メリデメ:冷静な意思決定の基準
この3つの軸を持てば、どんなに大きな責任も、恐れることなく冷静に対処し、自身の最適な選択につながると思います。
ぜひ迷ってる方は参考にしてみてください!

